アートクラブは、子どもひとりひとりの
発想力、想像力、表現力が
育つことをめざしています。
★発想力
アートクラブのプログラムには、画用紙や絵具や絵筆などに限らず、「こんなものでも(こんなものにも)絵が描けるんだ(つくれるんだ)」というような材料や画材の発見があります。子どものやわらかい感性は、それらの発見と経験を通して、物をさまざまな角度から見たり、組み合わせたりする能力が育っていきます。それは、勉強だけでなく、友だち関係や様々な出来事への対応力につながります。
★想像力
アートクラブのプログラムは、子どもが絵画や造形の制作を通して思うこと、感じる事を認め、さらに発展していくように言葉をかけたり、できる限り思ったことが実現できるようにします。自分の思いや感じたことを表現できることや、それを膨らませてもよい経験をすることは、子ども本来のもつクリエイティブな力が育っていきます。想像力は、あらゆる創造力の源です。
★表現力
豊かな発想力と想像力が育っていくと、やりたい気持ち=積極性が生まれ、表現することがどんどん楽しくなってきます。また自分の表現したことが認められると、自分に自信がもて自分を肯定的にとらえられます。アートクラブは一人一人の表現の違いを認め、みんな違っていいことも伝えていきます。
アートクラブは、誰が出来て誰が出来ないとか、誰が上手くて誰が下手ということをしない、子どもが自分を自由に表現できる場です。
子どものデッサン力をつけたい、色彩感覚をつけたい、物作りの技術を習得させたい、きれいに描かせたいなど、具体的な技術の向上を目的とされたアートクラブへの入会はご希望に副えかえると思います。子ども自身が、体験を通じ、それらの力を伸ばしていく可能性は十分にありますが、アートクラブの目的そのものが、そうでないことをご了承ください。
■平成22年度 アートクラブの題材例